しかし、AIGは救われた

FRBは米保険最大手のAIGに最大850億ドル(約9兆円)のつなぎ融資を実施すると決め、AIGの79.9%の株式の権利を政府が取得することで、米国発の金融危機をなんとか防いだ。AIGはこの融資で資金繰りを続け、資産売却して融資を返済する方向へ進んだようだ。金融市場が脆弱な状況で、AIGの「無秩序な破綻」が起きればとんでもない負の連鎖がはじまることになる。さすがにこれだけは避けた格好だ。
9兆円って!
さて、グループ会社の再編を迫られるなかで、何から売却していくのか。さすがに保険事業以外からリストラしていくと思うが。ちなみに、日本では損害保険2社(AIU保険、アメリカンホーム保険)、生命保険3社(アリコジャパン、AIGスター生命、AIGエジソン生命保険)が活動中。なかでもAIGスターとAIGエジソンは2009年に合併される計画だ。日本における保険事業はドル箱のはずなので、もし売却するとなると金融機関による争奪戦がはじまるだろう。


